最近ボトムアップという言葉をとにかく考えています。
会社の人数が増えていくにつれ、トップダウン型の組織はどんどん通用しなくなっていきます。難しいのが、トップダウンではなくボトムアップを以前から奨励していたにも関わらず、それが従業員に共有されているかというとそうでもないということです。
トップダウンとは、要するに会社の意思決定権が会社のヒエラルキーのトップ層に偏っている状態を指すということです。つまり私や役員が議論し決定した内容がそのまま現場レベルに投下され、現場がそれを実行するだけ、というのがトップダウン。
この方式は、まぁどんな冴えない経営本にも書いてあると思いますが、最初は良いが組織が巨大になるにつれ通用しなくなるというように言われており、ここには一定の説得力があると思われます。
これに対し、ボトムアップとは何か。会社の意思決定権がトップダウンに比して現場レベルまで降りてきている状態、と定義することができるのではないか、と思います。
現場の人間が会社を経営することはあり得ないという前提で話せば、現場の人間からトップ層に対して意思決定にかかわる提案や議論が提起される状態をボトムアップというのではないか。というのが私の結論です。
すなわち、トップ層がなんでもかんでも決定するのではなく、現場でも会社にまつわる議論が活発に行われる状態、そしてそこで行われた議論をもとに現場のオペレーションに関する提案のみならず、会社の戦術、戦略、事業方針、事業内容、社員としてのバリューに関してすら提案がもたらされるというのがベストの状態です。
それは決して後ろ向きなうわさ話や愚痴などではなく、社員全員が経営者感覚を前提とした前向きな議論であるべきです。そしてそれらの議論がただ漫然と行われるのではなく、トップ層への提案を前提として行われることが重要だと思います。そこには批判的な意見があっても問題はありません。
そしてトップ層はそういった議論の存在や上がってくる提案を歓迎し、真剣に検討する必要があります。
でなくては、提案はどんどん出なくなっていってしまいます。批判的意見に関してはむしろ歓迎し、できる事は出来る。できないことは出来ないとしてクリアにしていくことが重要だと思います。
現場の人間、というか全従業員はどうしても認容できない批判を会社に対して持っており、それを会社に提案してもどうしても通らない、ということならばやめる権利を持っています。そういった点では会社と従業員は極めてフェアです。逆にトップ層としても譲れない点は多々あるわけですから。
あとはそこにしっかりとした議論と互いの立場を理解する姿勢があれば最高だと思います。
ヴォラーレでも、現在第二四半期を終えての人事考課を行っています。社員全員に思うところを聞いたり、私たちのこういったボトムアップに関する考えを伝えるのに絶好の機会です。この機会を大事にしながら、ヴォラーレのカルチャーとしてモノ言えるカルチャーを育てたいと思っています。
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コメント:2
- zono 09-07-28 (火) 13:28
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VOLAREという会社を中心として、その方向性や存在意義、目的や目標に至るまでのプロセスを誰もが真剣に考え、どの階層であっても議論できる風通しいい会社になるように、努力します。
- admin 09-08-14 (金) 16:47
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zonoさん
努力して下さい!
うき!!
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